13 2021

あの日の「イワシの目」が和歌山に!! ＊Bye Bye Blackbird - Julie London

賑わってます

テラス席はすっかり様変わり
あの頃の顔なじみの姿はありません
その頃の方が、この街のスタバって感じがする…

前回からのつづきで３月末の写真
メイン通りの桜も今はすっかり葉桜になってるでしょう
今年も満開の桜を見ることはありませんでしたが
このとき１０分くらい歩いたのかな
こうやって写真撮りながら楽しめましたので満足です

桜はもう少しつづきます

ちょっと前にシュガーベイブの記事の時に触れた
同じ荻窪のよく行ってたジャズ屋のことです
もうとっくの昔にオーナーが店をクローズして故郷に帰りました
マスターの桝本さんは和歌山の造り酒屋の長男で
いつかこうなるだろうとは予測出来てましたが…
現実になってしまったのです
ここでの出会いで人生がすっかり変わった私としてはいつまでもあってほしい店で、
何かあったら駆け込めば桝本さんもいるしミュージシャンの誰かがいる筈ですし
ショックでした
ジャズを聴いて育ったジャズ屋が新宿birdlandで、行きつけのホームのようなお店
知る人ぞ知る唯一無二の無国籍的内装のbirdlandは新宿副都心開発のころの立ち退きで消えてしまった
オーナーのつやさんは行徳に店を持ったけど肺炎で入院した病院で亡くなりました
私の姉のような存在でした

子育てするようになって引っ越して荻窪に買い物で行くことはあっても
「イワシの目」には全く行かなくなっていた
何かあったときに帰れる場所、荻窪「イワシの目」が閉店したと聞きました
結婚したときから悲しく辛く理不尽なことばかり続いた人生
聞いてくれる家族もなければ故郷なんてないような者にとって
駆け込むことが出来る行きつけの店が消えるのはホントに悲しいできごとです
悲しみと寂しさはどこか内蔵がちぎれるような痛みに近いとでも言いましょうか

なんと！
その「イワシの目」が復活していた！！
和歌山県に！！
けっこうニュースになっていて知られてる存在のようだ
桝本さんも元気な様子がネットで見れたのが嬉しい
直ぐにでも飛んで行きたいけど悲しいことに行ける距離ではないのが
悲しい
でも嬉しいニュースだ

「地球の歩き方」に掲載されてます

JAZZ HUT 「イワシの目」
https://tokuhain.arukikata.co.jp/wakayama/2018/09/jazz_hut.html

和歌山県東牟婁郡串本町古座の古座川沿いにある古座港近くのジャズ喫茶です。
1976年に東京でジャズ喫茶を営んでいたけど、家業の酒屋さんを継ぐために閉店して帰郷、昨年5月に古座にオープン

店内の内装の新聞紙が荻窪時代と同じで
オオ！イワシの目じゃん！！
記憶の匂いがしてくる

「イワシの目」は初めてライブしたお店
その初めの頃にバラードが多めの私のレパートリーにアップテンポの曲を増やすべく
覚えたひとつがこの曲で私には馴染み深い曲です

当時、今もですがジュリーロンドンを殆ど聴かないできました
私が聴いてたのはビリー・ホリデイ、カーメン・マックレー、エラ・フィッツジェラルド、
ちょっとだけサラ・ボーン、
それとアーネスティン・アンダーソン、ダコタステイトン。エタ・ジョーンズ…

たしかジュリー・ロンドンのレコードアルバムを１枚持ってる筈なんですが
例のごとくロフトにあるので確かめることもできないと言う…　なんともな…
ジュリーが歌うこの曲を今回初めて聴ききましたが
なかなかいいんです
ベースをバックに歌うジュリー・ロンドンのbye-bye blackbirdを！！

Bye Bye Blackbird - Julie London

https://www.youtube.com/watch?v=DfANFQOLGKA

Arthur Hamiltonの曲

ジュリーとベイシストのドンがキス!!

Bobby Troup and Sharky’s Machineha

ボビー・トループはジャズピアニストでジュリーの夫で名曲「ルート６６」の作曲者
１９６４年に日本ツアーをした際、TBS「Julie London Show」に出演に出演したときの映像です
これはかなり貴重なものですね

Don Bagley (b)（ドン・バグレイ）、
Dennis Budimir (g)（デニス・バディマー）、
Joe Burnett (tp)（ジョー・バーネット）、
Denells Barton (ds)