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海馬の奥で匂い立つ…新宿etc*The African Queen - THE HORACE SILVER QUINTET







夕方


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線路沿いの道

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この道で夕日が見れます



過去の日は微かな映像の中で残り香のように匂い立つ
海馬の皺の奥にどれだけのことが残っているのだろう

新宿物語 『3』

一瞬の出会い…
生きているのかさえ分からない

そう言えばある日の午後、どこかに行く予定だったのか
階段を上って新宿駅構内を出てすぐの所に立った
煙草を吸っているのでスマートに品良くカッコ良くと意識してスッと背筋を伸ばし立っていた
こんな事を意識したのはこの時だけだったから覚えている
間もなく近くにいた長身の男性が近付いてお茶しませんかと話しかけて来た
ラフな服装のその男性はカメラを首にかけて柔らかいトーンで話し紳士的で悪くない印象だった
そう簡単にそんな誘いにのるなんて普段はしないのだが
お茶ぐらいならと誘いにノってしまった
その人が差し出した名詞にはアニメの会社の経営者と書いていた
第六感と言うのかデザイン性も良かったからか偽物では無さそうに思えた
喫茶店で話しているうちにモデルになってくれないかなあと言われたがすぐ断った
初めは漫画の事など話したと思うがファッションの話などもしたような…
するとその人のお姉さんがアパレル関係の仕事をしているそうで
そのオフィスで服のセールをするけど行ってみる?と言われた
それならと次に合う約束をした
渋谷だったか、曖昧な記憶だが緩い坂道に面したところにあるマンションの一室がオフィスで
姉と自分のセーターを買ったと思う
ついていた値段より少し割り引いてくれたと思う
その時その場で別れた
尋ねたいことがあって電話で話したような記憶がある
その後数回電話で話したような気もするがそれっきりで会う事もなかった
しばらくその名詞を手元に持っていてアドレス帳にも書いていたのだが
今はその頃のアドレス帳も名詞も残っていないし名前も浮かんで来ない
彼は5〜6才年上だったと思う
今も健在なのだろうか、
とりたてて言うような何かがあったわけではないが
新宿のことを考えているうちにふとそう言えばと思い出した
何度かの引越しで過去のつながりはいつの間にか消えてしまうものだ

ホンの一瞬の線香花火のような出会いのような
長い人生にはそんな出会いが時々散りばめられる


The African Queen - THE HORACE SILVER QUINTET



https://www.youtube.com/watch?v=PygdDdJ0IRY

album"The Cape Verdean Blues".
Recorded at the Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey on October 1 & 22, 1965.

Horace Silver (piano)
Joe Henderson (tenor saxophone)
Woody Shaw (trumpet)
J.J. Johnson (trombone)
Bob Cranshaw (bass)
Roger Humphries (drums)



そう言えば、その後の事だが某大手出版社のカメラマンと知り合って仲良くなった
四谷のしんみち通りにあるお店「K」が彼の行きつけの店で
よく飲みに連れて行ってもらって私まで常連みたいになった
そのお店で飲んでいる時だったと思う
モデルのバイトをしないかと誘われて、原宿や表参道で撮影をしたことがある
快感だった
いいよ~いいよ~~いいね~~、それいいね~きれいだよ~~ 
とず〜〜っと言われるのですから気持ちよく、
気分上々です
そんな事を言われる仕事なんて滅多にない
グラビアのモデルの仕事を一度やったら止められないでしょうね
それからしばらくして一度ヌードを撮ろうよと言われたことがある
軽井沢の別荘を借りて撮影しようと言う話だが
もちろん、即断った
そのヌード撮影の話が出た時にいた助手の方が
勢いよく手を高く上げて「俺が照明をしますよ」と嬉しそうに言った
6~7年前になるだろうか
度々その名前をTVで耳にする
タレントが撮って欲しいカメラマンとしてその名前を言うので
ビックリです
あの時の助手が今、有名カメラマンになっているなんて想像もしなかった
今思えば少し勇気を出して撮っとけば良かったなあと思う
あの頃のそれなりに輝いていた日々も、あのボディも、もう戻らない
その友人のカメラマンは若くしてこの世を去っている
とても悲しく口惜しい
生きていたらちっとも進化しないカメラのことを教えてもらえてるだろうし
いい茶飲み友達になっていると思う
私たちは気が合ってカッコつける事もなく自然体になれる人だった
その思い出もずーっと遠く過ぎ去った記憶のひとつに…

10年程前、今は遠くに引越した友人と駅で待ち合わせたら
30分以上遅れるというので結構な長い時間を駅構内で立って待っていた
ターミナル駅でもあるので人通りが多い
母になってから駅構内に立って誰かを待つなんてほぼ無いこと
大抵どこかのお店で待ち合わせになる
その時ふとずいぶん昔の感覚を思い出した
昔と違って誰も声を掛けない
そこを歩く無数の男性たちは目の前をただ通り過ぎて行くだけだ
そんな年齢なのだと悟る
いや、そんな事は変、
年齢は関係ないでしょ
誰もがとは思わないけど、中には異性の話し相手がいたらと考えている人も
一人暮らしの寂しい人だっている筈ですが
若い頃なら話しかけられて断るのが面倒でうざったいと思っていたのに…
色々考えてみる
すれ違いざまにそんな思いが分かったら面白いのになどと
異性の友募募集などと書いてぶら下げたらどうかな
なんてことなど、この一連の流れを遅れて来た友達に話して笑った

新宿も六本木も渋谷も出かける事なく、そこで遊んだあの日の記憶が遠く霞んで行くだけで
一日24時間が暮れて行く
こうして記憶をなぞってみるのも遅過ぎるくらいなのかも
記憶の薄れ具合が数年前より違って増しているように思える
記憶の中の人の誰かがもし見てくれたら再会なんてこともあり得るかも
なんて期待をしつつ
書いては消去して、また書いて消去してを繰返して
こんな文になりました

今度はもう少し踏み込もうかな

懐かしい記憶が見てる方の記憶を呼び起こせたなら嬉しいです
あの時代、同時代を歩いて来た者同士

青春だね

思い出を辿るのは懐かしく、哀しく、呆然… 
日が落ちるように薄れて行く




   




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Comments 2

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hobohobo  

線路沿いの道、絶対見覚えあるはずですが、見事にわかりませんね…
国立? 東小金井…?
夕日=西向きでこういう道って…?
いまはどこも風景が激変してますからね。

昔、某大手出版社の週刊誌創刊に向けた企画で、新宿で朝から晩まで女の子に声かけまくるという仕事をしたことがあります。
そういうことをしたのは、後にも先にもその1日だけですけど、ぐったりしましたね…(笑)

やはり渋谷、六本木というより、吉祥寺や阿佐ヶ谷で遊んでいたクチです。
まさに海馬の奥で匂い立つようです。

2018/04/13 (Fri) 08:39 | EDIT | REPLY |   

carmenc  

Re: タイトルなし

hobohoboさん
夕日が見える家に住んでいる頃は良かったんですけど
晴れた日のこの時刻にこの道にいられてラッキーでした
そうですね
ホントに最近の東京の町は変わり過ぎますね

面白い経験をされましたね
面白そうです
だけどたしかにくたびれますよね

渋谷は買い物メインで、六本木はたまに日中に買い物や用事でですが
夜は六本木や青山でディスコやサパークラブとか遅いお食事とかでしたね
80年代は主に吉祥寺、荻窪、西荻でした
阿佐ヶ谷ですか
親しい人が阿佐ヶ谷を根城にして飲み歩いてたようですが…
LIVEの仕事ではあちこち行きましたが銀座もよく行きました
吉祥寺も週一で出てたので、その頃は目をつむって歩けると言う感じでしたが
今は随分お店が変わってそうなので、もうそんな事は言えないですね
どうも最近記憶が薄れてきてるみたいです

2018/04/13 (Fri) 11:53 | EDIT | REPLY |   

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