夜の帳が下りる頃…初生LIVEで*Lullaby for the girl - Hidefumi Toki Quartet
夜の帳が下りる頃


聞こえてくる
lullabyが
北口に出て路地を入って右に曲がって
古いビルの急な階段を下りて地下へと…
厚い鉄の重い扉を身体を預けるように
グイ〜と開く
店内は暗く、
一部分だけ照らすスポットライトの光に浮かび上がる人の影
まだ素人でただジャズ屋を見つければ入るジャズファンだった
それまでたまたま入ってコーヒを飲んでいると生演奏が始まったのを聴いたことがある程度だった
姉から頼まれて食料の買い出し途中で入った自由が丘の5スポットで生演奏が始まった
その時学生だとばかり思っていたのだが
後々一緒に仕事をするようになるミュージシャンたちが演奏していたということで
プロのLiveだったなんてつゆ知らずでした
ちゃんと意識して行った日本人の初Jazz生Live
アケタの店
広くもなく、狭くもない暗い店内
客はそこそこ入って席はほぼ埋まっている
開いてる席を見つけてサッと滑り込むようにして座り
無言でメニューを指差し注文を終えて
前方の明るく照らされた所に立っている人の発する音に
即、集中する
saxの音に揺さぶられながら
吹いている人のジーンズのヒップのラインがセクシーに思えて
身体の横のラインに目線が行き
心の襞を舐め尽くすような音に圧倒され
完落ちだった
帰宅後狭いアパートの部屋で上から降って来る雨の如く
溢れて来る言葉をノートに書いた
現代詩なるものを初めて書いたのが
初めて土岐英史を聴いた日だった
Lullaby for the girl - Hidefumi Toki Quartet
初リーダー・アルバム。 「Lullaby For The Girl」Three Blind Mice 1975年
土岐英史 (as.ss.)
渡辺香津美 (g)
井野信義 (b)
Steve Jackson(ds)
文章を訂正しました
記事アップしたあと殆ど見ないでいて
そのまま眠ってしまった
今、記事を見直したら訳が分からない文章だったことに気づきました
なので大分修正しました
アケタの店を出る前に
「今度Pitinnでやるので聴きに来て」と言われて
どぎまぎした
なんて答えたのかは覚えてない
「お店の人に言って僕を呼んで」
楽屋直行のPitinn通いが始まることになる
ある日pitinn に着くと
外に長い行列ができていて
これはナンダナンダ?と心の中で呟きながら
その横を関係者のようにスルリと通り過ぎて
オープン前のドアの向こうに消えて
いつものように楽屋へ
その日は珍しくゲストを入れてのLiveで、ゲストプレイヤーは日野さんで、客は満杯だった
ゲストは2曲程演奏してからステージに出る事が多い
それまでの間、楽屋で日野さんと2人っきりだった
別に話す事もないけど、全く話さないのもおかしい
何か話しかけられたように思うが何をしゃべったかは覚えてない
その日演奏の事は記憶にないけど、忘れられないのは
全ステージが終わってギャラを店長が持って来た時
客が支払ったお札だから新札ではない千円札の厚みがが2cmぐらいだったか
Pitinnでそんな厚みは稀で普通は薄っぺらい。
さすがに有名どころが入ると違うなあと思う
定かではないが、たしかPitinnではミュージックチャージから半分を店がとり、
残った分をバンドの皆で均等に分ける。
日野さんは札束を上に掲げて何やら叫んで手を開いて
狭い楽屋でお札をバラまくという目にする事のない行為をした
パ〜〜〜ッと千円札が舞い散って床に落ちた千円札を
バンドのメンバーが拾うことになるなんて
ちょっとこれには退いた
なんて人でしょと言うのが印象として残った
楽屋直行の身分には席がないので
いつも後に立って聴いている事が多いのだが
そう言えば、日本人のジャズファンっていいとこでイエイって言う人が少なく
指が速いとかドラムが派手に叩く時などに拍手が起こる
そんな反応が多く、不思議で気になってしまう
いいとこでイエイってノっちゃっえば
プレイヤーもノってどんどんイイ音出して
いい空間になるのに
あのころそう言う事が多かった
もっと自分の内側から自然に出る身体の反応に自信を持っていいのに
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